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 視力検査・両眼視機能検査 

「視力」以外にも大切な「眼の機能」がある 

私たちは身体から得る情報の「約8割以上」 を 「見る」ことから得ており、人間の五感の中でも大きな割合を「眼からの情報」に頼っています。それにも関わらず「見え方」について、未だに「視力」だけが見え方の基準として重要にされ、その他の視る機能があることすらも知られていません。

​ それ故、「視力はよく見えるのだけど何か見え方の具合が悪い・見え方に不調がある・・・」​そのような事が起こりがちになります。その原因は視力だけではない別の眼の機能の問題が潜んでいる可能性があるかもしれません。 

「視力が良い」だけでは「不調」を起こしやすい・・・
2つの眼が調和して無理なくスムーズに見えていることが大切です。

「見る」ことは視力以外にも、

スムーズな眼球運動とピント調節が行われることなど左右2つの眼が協調して働くことが大切になります

2つの眼がバランスよく調和してスムーズに使えている・働いていることで、はじめて眼からの情報をスムーズに脳の視覚野に送ることが出来て、見ることに大切な「高度な立体感」や「正確な距離感」「空間把握」を得ることが出来て、負担の少ない見え方へとつながります。

 

ただ個々に見え方や、眼の使い方などには特徴があり、ピントを合わせる力・両眼を連動させるために眼球運動筋(外眼筋)の筋肉のバランス(斜位など)などには個人差・違いがあり、それぞれに得意な眼の使い方や、苦手な眼の使い方などがあります。

これら眼の特徴が原因で、2つの眼がバランスよく協調できていない・もしくは過度な負担で狂いが生じている場合には眼からの情報を脳の視覚野に正確にスムーズに送ることが出来ず

 

「視力が良いのに見え方の不調がある・・・」などの問題になりやすくなります。

それらを不調の原因となっている個々の眼の特徴を調べるのが「両眼視機能検査」です。

​本当にお一人お一人にあったメガネを作るためには「両眼視機能検査」はとても大切な検査になります。

( 当店の視力測定・両眼視機能検査の流れ​ )

01 : ヒアリング・問診( Hearing )

来店のきっかけや、眼鏡の使用状況など、お話をお聞かせください。


より良い眼鏡作りは、皆さまの眼の使い方やお仕事の視る環境・私生活の視る環境を知ることが大切になります。

「どんなことでお困りなのか?」どんな些細なことでも構いません。
 
一見、「視る」ことと関係なさそうでも、意外な関係があったりします。


また、現在のお体の状態などお答えづらいような部分もお聞きする場合がございます。薬の副作用や病状によって見え方は影響を受けていることがあるからです。
 

より良いメガネ作りに関係してきますので、極力お答えいただけると幸いです。

​またデスクワークなどの近業作業時に使いたいなどございましたら、差しさわりがない範囲で構いませんので、作業場所・環境のお写真や、作業を行う時の距離などを​事前に測定をしていただけると、そこから計算をして最適なお度数や必要な視力などをより正確に割り出すことが出来ます。

02 : 検 眼 ( Vision Test ) *検査時間 目安 :​約60分

「米国式21項目・ドイツ式ポラテストによる 両眼視機能測定」を軸に測定を行います。またより自然な見え方で測定することで調節機能の介入を防ぐ測定法「両眼開放屈折検査」も行います。
視線のズレや目の使い方やクセ等といったご本人も気づかない部分を詳細に調べていき、本当の意味で最適なメガネ度数の決定を致します。
ただ度数を決めるだけでなく最適な使い方や、眼の使い方のトレーニングの指示も同時にお一人お一人お伝えしていきます。

 

(検査の基本的な流れ)

(当店の測定室の環境に関して)

より正確な度数測定・両眼視機能検査を行うために実距離で5m以上の距離をとって行っています。これは正確な測定データを得るためには何より大切です。また、測定室の壁面・壁の色も視力表と可能な限り同色で視覚刺激とならないように配慮・照明などの明るさも基準に準拠したものとなっています。(ドイツ式検眼基準)また測定機器に関しても、より詳細な測定が可能にと世界基準へとアップデートを行っています。

  • #2 角膜曲率測定(黒目全体の形状把握)

  • #4 静的検影法

  • #5 動的検影法

  • NPC/NPAの測定

  • 滑動性眼球運動/衝動性眼球運動の測定

  • #7 自覚的屈折度数測定

  • #8 遠見水平眼位

  • #9/#10 遠見実性相対輻輳力

  • #11 遠見虚性相対輻輳力

  • #12 遠見垂直眼位

  • #13 近見水平眼位

  • #14A/B 調節ラグ

  • #15A/B #14における水平眼位

  • AC/Aの測定

  • #16A/B 近見実性相対輻輳力

  • #17A/B 近見虚性相対輻輳力

  • #18 近見垂直眼位

  • #19 調節力

  • #20 実性相対調節

  • #21 虚性相対調節

  • 固視ずれの測定と分類

  • 立体視力の測定

  • 調節効率の測定

  • 眼球運動評価測定

その他・・・

(*全ての項目を必ず行うわけではありません。適宜必要な測定を選定して行います。)

最後に実際に測定された度数をテストフレームを使用して、実際の見え方の確認をしていきます。

(当店の測定機器に関して)

​より正確で高度な測定を行うには知識と技術も大切ですが、世界最高峰レベルの最新の測定機器を使用することも大切です。瞳孔径の変化率の測定・角膜表面の形状・眼内乱視の把握・コントラスト感度の測定・眩しさの影響による見づらさの影響などを定量化するなど今まで得られなかったデータを得ることで多くの見え方の不満感に対応できます。

( 当店の世界最高レベルの測定機器 一覧 )

・波面収差測定オートケラトレフ機:Nidek社「OPD-SCANⅢ」 

オートレフと呼ばれる機器の最上位機種です。中身は一般のオートレフとはまるで違い角膜の形状を詳細に計測・水晶体乱視も計測可能・昼間夜間時の瞳孔径の変化数値・眼の光学的性能(角膜・水晶体)の数値化・夜間視力の客観的データなど今まで得られなかったデータが得られます。更に「Zeiss Visuscreen」という様々な測定が可能な世界レベルの視力表を併用することで客観的データと自覚データの照合を行い、より深い「見え方の質」を高レベルで測定・評価してメガネ度数に活かすことが可能です。

メガネ度数測定機器
眼の度数を解析する装置

・遠方視力表:Zeiss社「Zeiss Visuscreen」 

5mの距離をとって正確に測定が可能なドイツ式ポラテストの元祖「Zeiss社」の液晶型視力表です。従来の視力表では測定出来なかったドイツ式両眼視機能検眼の全てに対応し・また厳しい基準をクリアしています。また夕方・夜間時の低コントラスト時の見え方・大型免許証の更新時の深視力に影響を与える詳細な立体感の確認・不等像視の数値的測定・簡易的な色覚測定など多くの測定が対応可能で、「OPD-SCANⅢ」で得られたデータと併用することで、より深い見え方の評価を行うことが出来ます。

zeiss社の視力表
両眼視機能検査視力表
ドイツ式h両眼視機能検査視力表

・近方視力表:HOYA NV-20 YK-100

近方視時におけるポラテストなどの測定が可能な視力表です。遠方視と近方視で両眼視機能に関しても差が生じますので、NV-20で近方視の両眼視機能の評価を行う際に使用します

近方視力表

・手動式フォロプター(Nidek)

米国式両眼視視機能測定時に使用し、両眼視機能検査における米国式視機能分析を行う際に必要な様々なデータを得る際に使用をしています。(以前は電動式を使用も両眼視検査測定で正確性に問題があったために手動式に戻しました。)

メガネ度数測定機器

03 : レンズのご提案 ( lens choise )
 (レンズの選定) 
 検眼での結果を元にレンズの選定をいたします。
 あくまでメガネ
の命は“どのような度数であるか?” “どのような仕組みを組み込むか?”ですが、使用用途に合わせて、「どのような設計のレンズが最適であるのか?」も変わってきますのでお客様とヒアリングを重ねながら、またテストレンズを使いながら決定していきます。
また
レンズメーカー別に見え方や感じ方も変わりますので、どのメーカーのレンズが相性がよさそうか?なども確認をしていきます。

また、用途によっては複数使い分けて頂くことも、ご提案をさせて頂いております。
①遠用メガネ  ②近方視を主体にしたデスクワーク用メガネ など
 
視る環境の変化に伴い1つのメガネで全ての環境をカバーすることが難しくなってきています。

それに伴い「見え方・眼の保護」という観点も含めて上記のようなご提案を致しております。

04 : フィッティング ( fitting )
 お選び頂いたメガネフレームを、快適にお使いいただけるように掛け具合の調整を行ないます。
 
 
05 : 加 工 
レンズはオーダー加工品となりますのでメーカーよりお取り寄せさせて頂き、丁寧に当店でレンズを削り枠入れを行ないます。精度にこだわってお作り致しますので、約1週間程度のお日にち・遠方からお越しの方には約2週間程を頂いております。(*お急ぎの場合はご相談下さい。特殊なレンズ・度数の場合は2週間以上頂くこともあります。ご容赦願います。)
 
06 : お受け取り 
 
ご来店の場合 
最終的なフィッティングの確認をおこない、見え方のチェック・見方の指導をしてお渡しさせて頂きます。
ご郵送の場合 
遠方からのご来店で、再度当店にお越しになるのが容易ではない方にはご郵送させて頂いております。
フィッティングの段階でより詳細な調整をおこない、万全に加工された状態でご発送いたしますのでご安心下さい。


( 度数測定時・ご来店時にご持参いただくモノ) 
①現在お使いのメガネがございましたら全て必ずご持参下さい。
​②コンタクトレンズ装用をされている方は、コンタクトレンズの度数を教えて頂けると幸いです。
(s-0.75などと記載されている数値)


 
( アフターフォロー・メンテナンス) 
当店でお作り頂いたメガネは個人差はありますが最低でも2週間ほどは違和感がある場合があります。
最初は違和感から疲れるなどの症状が現れることがありますが、長年におよぶ、ご自身の眼の使い方を改善するにはお時間がかかることがございます。
新しいメガネに関しまして不安に思うこと、悩まれること、疑問に思うことがあれば必ずご相談ください。
当店でご購入いただきました眼鏡は、メンテナンスを無料で行っています。

クリーニング・掛け具合の再調整は、お気軽にご連絡ください


 ( 検 査 料 金 )

*当店でメガネ作製の場合 : 無料 
*両眼視機能検査含む詳細な検査のみ (1時間程度):¥4,400(税込) 
*検査のみ18歳未満の方:¥3.300(税込)
(*当店で測定した度数を他店で使用させて欲しいというご依頼は原則お断りしております。)
(*尚、検査のみをされて後日メガネをお作り頂いた場合は、メガネ作製時に検査料金を差し引かせて頂きます)

 
*夜間時の見え方に困られている方に向けた時間外特別測定について 
・検査のみご希望の方 : 通常両眼視機能検査料金¥4.400- + 時間外 測定料¥3.300-(税込み)
・当店でメガネをご購入の方:眼鏡代金(フレーム+レンズ)+時間外 測定料¥3.300-(税込み)
夜間の見え方が、とても見づらい・どこに行っても夜間時の見づらさの原因が分からないという方の為に最先端の測定機器と夜間時の見え方を完全に再現して見比べられるように「19:00 ~ 21:00」の営業時間外で特別に測定を行います。
「OPD-SCANⅢ」という解析装置を使用することで
夜間時の見づらさの「眼の原因」を探り出して、さらに実際の夜間時の見え方を再現する完全暗室の環境を作り出し、様々な測定が出来る世界最先端の視力表「Zeiss Visuscreen」を使用して詳細な測定を行ないます。

事前ご予約が必須となりますので、ご希望されるお日にちの必ず2日前までにはご連絡下さい。
また通常当店でメガネをお作りになられた場合は検査料は無料ですが、時間外特別測定に関しては眼鏡購入代金に+¥3.300-を加算をさせて頂きます。

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