愛知県田原市田原町新町48-2
Tel/Fax : 0531-22-0358
営業時間:9:00~19:00
(火曜日定休・第4日曜日)
*両眼視機能検査・視覚機能検査 実施店
(ご予約優先で営業をしております。)
視力検査・両眼視機能検査
「視力」以外にも大切な「眼の機能」がある
私たちは身体から得る情報の「約8割以上」 を 「見る」ことから得ており、人間の五感の中でも大きな割合を「眼からの情報」に頼っています。それにも関わらず「見え方」について、未だに「視力」だけが見え方の基準として重要にされ、その他の視る機能があることすらも知られていません。
それ故、「視力はよく見えるのだけど何か見え方の具合が悪い・見え方に不調がある・・・」そのような事が起こりがちになります。その原因は視力だけではない別の眼の機能の問題が潜んでいる可能性があるかもしれません。
「視力が良い」だけでは「不調」を起こしやすい・・・
2つの眼が調和して無理なくスムーズに見えていることが大切です。
「見る」ことは視力以外にも、
スムーズな眼球運動とピント調節が行われることなど左右2つの眼が協調して働くことが大切になります。
2つの眼がバランスよく調和してスムーズに使えている・働いていることで、はじめて眼からの情報をスムーズに脳の視覚野に送ることが出来て、見ることに大切な「高度な立体感」や「正確な距離感」「空間把握」を得ることが出来て、負担の少ない見え方へとつながります。
ただ個々に見え方や、眼の使い方などには特徴があり、ピントを合わせる力・両眼を連動させるために眼球運動筋(外眼筋)の筋肉のバランス(斜位など)などには個人差・違いがあり、それぞれに得意な眼の使い方や、苦手な眼の使い方などがあります。
これら眼の特徴が原因で、2つの眼がバランスよく協調できていない・もしくは過度な負担で狂いが生じている場合には眼からの情報を脳の視覚野に正確にスムーズに送ることが出来ず
「視力が良いのに見え方の不調がある・・・」などの問題になりやすくなります。
それらを不調の原因となっている個々の眼の特徴を調べるのが「両眼視機能検査」です。
本当にお一人お一人にあったメガネを作るためには「両眼視機能検査」はとても大切な検査になります。
( 当店の視力測定・両眼視機能検査の流れ )
01 : ヒアリング・問診( Hearing )
来店のきっかけや、眼鏡の使用状況など、お話をお聞かせください。
より良い眼鏡作りは、皆さまの眼の使い方やお仕事の視る環境・私生活の視る環境を知ることが大切になります。
「どんなことでお困りなのか?」どんな些細なことでも構いません。
一見、「視る」ことと関係なさそうでも、意外な関係があったりします。
また、現在のお体の状態などお答えづらいような部分もお聞きする場合がございます。薬の副作用や病状によって見え方は影響を受けていることがあるからです。
より良いメガネ作りに関係してきますので、極力お答えいただけると幸いです。
またデスクワークなどの近業作業時に使いたいなどございましたら、差しさわりがない範囲で構いませんので、作業場所・環境のお写真や、作業を行う時の距離などを事前に測定をしていただけると、そこから計算をして最適なお度数や必要な視力などをより正確に割り出すことが出来ます。
02 : 検 眼 ( Vision Test ) *検査時間 目安 :約60分
「米国式21項目・ドイツ式ポラテストによる 両眼視機能測定」を軸に測定を行います。またより自然な見え方で測定することで調節機能の介入を防ぐ測定法「両眼開放屈折検査」も行います。
視線のズレや目の使い方やクセ等といったご本人も気づかない部分を詳細に調べていき、本当の意味で最適なメガネ度数の決定を致します。ただ度数を決めるだけでなく最適な使い方や、眼の使い方のトレーニングの指示も同時にお一人お一人お伝えしていきます。
(検査の基本的な流れ)
(当店の測定室の環境に関して)
より正確な度数測定・両眼視機能検査を行うために実距離で5m以上の距離をとって行っています。これは正確な測定データを得るためには何より大切です。また、測定室の壁面・壁の色も視力表と可能な限り同色で視覚刺激とならないように配慮・照明などの明るさも基準に準拠したものとなっています。(ドイツ式検眼基準)また測定機器に関しても、より詳細な測定が可能にと世界基準へとアップデートを行っています。
-
#2 角膜曲率測定(黒目全体の形状把握)
-
#4 静的検影法
-
#5 動的検影法
-
NPC/NPAの測定
-
滑動性眼球運動/衝動性眼球運動の測定
-
#7 自覚的屈折度数測定
-
#8 遠見水平眼位
-
#9/#10 遠見実性相対輻輳力
-
#11 遠見虚性相対輻輳力
-
#12 遠見垂直眼位
-
#13 近見水平眼位
-
#14A/B 調節ラグ
-
#15A/B #14における水平眼位
-
AC/Aの測定
-
#16A/B 近見実性相対輻輳力
-
#17A/B 近見虚性相対輻輳力
-
#18 近見垂直眼位
-
#19 調節力
-
#20 実性相対調節
-
#21 虚性相対調節
-
固視ずれの測定と分類
-
立体視力の測定
-
調節効率の測定
-
眼球運動評価測定
その他・・・
(*全ての項目を必ず行うわけではありません。適宜必要な測定を選定して行います。)
最後に実際に測定された度数をテストフレームを使用して、実際の見え方の確認をしていきます。
(当店の測定機器に関して)
より正確で高度な測定を行うには知識と技術も大切ですが、世界最高峰レベルの最新の測定機器を使用することも大切です。瞳孔径の変化率の測定・角膜表面の形状・眼内乱視の把握・コントラスト感度の測定・眩しさの影響による見づらさの影響などを定量化するなど今まで得られなかったデータを得ることで多くの見え方の不満感に対応できます。
( 当店の世界最高レベルの測定機器 一覧 )
・波面収差測定オートケラトレフ機:Nidek社「OPD-SCANⅢ」
オートレフと呼ばれる機器の最上位機種です。中身は一般のオートレフとはまるで違い角膜の形状を詳細に計測・水晶体乱視も計測可能・昼間夜間時の瞳孔径の変化数値・眼の光学的性能(角膜・水晶体)の数値化・夜間視力の客観的データなど今まで得られなかったデータが得られます。更に「Zeiss Visuscreen」という様々な測定が可能な世界レベルの視力表を併用することで客観的データと自覚データの照合を行い、より深い「見え方の質」を高レベルで測定・評価してメガネ度数に活かすことが可能です。
・遠方視力表:Zeiss社「Zeiss Visuscreen」
5mの距離をとって正確に測定が可能なドイツ式ポラテストの元祖「Zeiss社」の液晶型視力表です。従来の視力表では測定出来なかったドイツ式両眼視機能検眼の全てに対応し・また厳しい基準をクリアしています。また夕方・夜間時の低コントラスト時の見え方・大型免許証の更新時の深視力に影響を与える詳細な立体感の確認・不等像視の数値的測定・簡易的な色覚測定など多くの測定が対応可能で、「OPD-SCANⅢ」で得られたデータと併用することで、より深い見え方の評価を行うことが出来ます。
・近方視力表:HOYA NV-20 YK-100
近方視時におけるポラテストなどの測定が可能な視力表です。遠方視と近方視で両眼視機能に関しても差が生じますので、NV-20で近方視の両眼視機能の評価を行う際に使用します
・手動式フォロプター(Nidek)
米国式両眼視視機能測定時に使用し、両眼視機能検査における米国式視機能分析を行う際に必要な様々なデータを得る際に使用をしています。(以前は電動式を使用も両眼視検査測定で正確性に問題があったために手動式に戻しました。)