今回のお客様、特に雨の日の運転時に眩しさと見づらさを感じるということでメガネお作りさせて頂きました。
mamuse m-8021
淡いシャンパンゴールドに、優しいクラウンパントシルエットです。
シンプルですが女性らしい滑らかなラインで、丁寧な「彫金」加工なども施されており、造りも非常にしっかりしています。またmamuseはその作りの良さの割に比較的に価格も抑えられておりコスパに優れるフレームでもあります。人気で、すぐに欠品してしまうフレームです。
今回使用したレンズは、夜の雨の日の運転の見づらさを改善してくれる「被写界深度延長ESレンズ」でお作り致しました。
夜間の見づらさの原因の１つは瞳孔が開くことにより見える範囲が狭くなることです。
（明るい時は瞳孔が小さくなりピント範囲が広く見やすい）
（暗くなると瞳孔が大きくなることでピントの合っている範囲が狭くなり見づらくなる）
夜間時は瞳孔が広がり、しっかりとピントの合っている範囲・広さが狭くなり眼の調節もシビアになります。
被写界深度延長ESレンズは、従来のレンズよりもピントの合う範囲が広いために暗くなってもピント範囲を維持できるために見づらさを改善する仕組みになっています。
また雨の日の「対向車のヘッドライトの眩しさ」「街灯の光の眩しさ」「路面の反射」で見づらい時もあるという事でDLCグレー10％のカラーを入れさせていただきました。
＊写真だと分かりづらいですが、ほんのりグレーカラーが入っています。
DLCカラーレンズは、通常のカラーよりも「夜間時に眩しさの原因になりやすい500nm付近の青色光をしっかりとカットする」特別な塗料を使った色になっていますので薄い色でも夜間の眩しさ軽減に役立ってくれます。（DLCカラーは全部で6色あります）
＊プルキンエ現象：目の感度は暗い所では最も高くなる光波長のピークは507nm(ナノメートル)で敏感反応する仕組みになっており、これをプルキンエ現象と言います。昨今のLEDライト等は500nm付近の光波長成分が強いので夜間の運転時にLEDライト等の強い光源が眼に入ってくると丁度眩しさを一番感じやすい光が強く入ってくることになります。500nm付近の光をしっかりと抑えてくれるDLCカラーは夜間時の眩しさ軽減に役立ちます。
（DLCカラーの仕組み）
丁度お渡しが夕方過ぎでしたので、実際の薄暮時の見え方を確認していただきましたが「今までよりもスッキリと見えて大分違う」という事でした。嬉しいですね♪
他にも雨の日や夜の運転時に見づらい…という方には様々なレンズがあります。
Zeiss社の「Zeiss Drive safeレンズ」なども夜間の運転などに効果的なレンズです。(こちらは９割の眼鏡屋さんが取り扱えない超精度設計・高精度切削メガネレンズです）
サンプルレンズもいくつかございますので、実際の見え方をお試し頂き、御自身の見え方にマッチしたレンズを選んでいただけると良いと思います。
当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。
このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。
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メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358
「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ
夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19：00～21：00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。
また時間外測定料金として眼鏡作製時でも￥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。
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メガネの尾沢（尾沢視覚研究センター）
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