top of page

その使い方は視力を低下させるダメなメガネの使い方です!「視力を低下させない正しいメガネの使い方」をメガネの専門家が説明します。

執筆者の写真: Tomohiro OzawaTomohiro Ozawa

更新日:4 日前

今回は、「視力を低下させるダメなメガネの使い方・正しいメガネの使い方」をメガネの専門家が説明したいと思います。


視力を気にされていたり、相談を受けるケースも多い中で、結局はどのようにメガネと付き合ったらよいのか?どのような事に気を付けた方が良いのか?を理解していない・分からないという方が多くいらっしゃいます。


そういった声にお応えする意味でも書いていきたいと思います。


 

そもそも眼が悪くなってしまう原因は何だろうか?

 

眼が悪くなってしまう(視力低下)大きな原因は「近くを長い時間見すぎている」ことです。


人間の眼は元々近くを見る際に眼の力を使う仕組みになっていますので、長い時間近くを見続けるような構造になっていません。


それなのに、現代においては室内で過ごす時間も増えて、デスクワークでパソコンを使う、スマホやタブレットなども使うなど、日常生活の中で、かなり長い時間近くを見る時間が多くなっています。


「近くの距離を見すぎて眼がへとへとに疲れてしまっている」ことが原因で、何らかの形で負担を減らそうと、眼の形状が変化(眼軸が伸びる・黒目の形状が変化する)することで視力低下が起こっているというのが現状です。


これらを踏まえた上で、正しいメガネの使い方を説明していきたいと思います。


 

目が悪くなってしまうダメなメガネの使い方①

遠くがよく見える度数のメガネで近くを見続ける

 

この項目が最も大切で基本になります。この項目を無視して以下の項目を気を付けても効果は半減します。


一般的にメガネは「遠くがよく見える」前提で度数を設定します。わかりやすい数値でいえば「視力1.0」以上を基準に考えて測定します。「えっ!?当たり前でしょ?」と思われると思います。間違っているわけでもありません。


しかし、私たちの目は近くを見るときに最も目の負担がかかる構造になっています。また遠くが良く見えるように度数を強くすればするほど、反対に近くを見る際の眼の負担は大きくなります。パソコン、スマホ、テレビ、ゲーム、読書……などを視力1.0以上の視力が出る状態で、これらの近くのモノを見続けると目が疲れて筋肉が凝ってしまうのです。


こういった事を避けるための解決法に「近くを負担が少なく楽に見れるように度数設定したメガネ」を使い分けることが大切です。


基本は普段用の遠く用メガネ・近く用メガネと2つを使い分けることが良いですが、年齢や見る環境(それほどハードにによっては)によっては調節サポートレンズを使うなどして1本でも対応することも可能です。


実際に当店でも年齢関係なく「近くを楽に見える度数」を組み込んだメガネを使用している方ほど、その後の度数の変化が少なく変わらない方が多い傾向にあります。ケースによっては近視度数が弱くなってくれる方もいらっしゃいます。



近くが楽に見えるメガネを使い分けましょう
近くが楽に見えるメガネを使い分けましょう

 

目が悪くなってしまうダメなメガネの使い方②

長年同じ度数でメガネを作り続ける

 

視力やメガネ度数は変化するものなので、メガネをつくったときの度数が永久的に維持されるわけではありません。とくにお子さんの視力は成長と共に変化が著しいので注意しましょう。見え方が変化しているかも?と思ったら、メガネ度数を再測定をすることをおすすめします。


大人の方でも、たまに「何とか見えているから」「度数を変えたくないから」といって長年同じ度数で作り続けているという方がいらっしゃいますが、度が合わないメガネをかけ続けると視力の割に思った以上に度数進行して目が悪くなっているケースがあります。また、こういった方が「いよいよ度数を変えないといけない‼」となった時には、特に乱視度数が思った以上に進行しているケースが多くあります。強い乱視度数をいきなり掛けると慣れるまでに苦労する場合がありますので「見え方が変化したなかな?」と思ったら定期的にチェックをすること・調整することも大切です。



 

目が悪くなってしまうダメなメガネの使い方③

メガネのズレを直さないで使ってしまう

 

メガネは使い続けていくうちに、鼻パッドやフレームが歪んでいきます。どんなに正しいメガネを掛けていても鼻パッドやフレームが歪んだメガネは、レンズの中心位置と眼の中心がズレてきますのでスムーズに上手く焦点を合わせられないことにつながり負担になっていくケースがあります。どれだけ大切にメガネを扱っても、歪みは避けられませんので、最低でも半年に一度は、メガネ屋さんでフィッティングを再調整してもらいましょう。

基本的に当店でお作り頂いたメガネに関してのフィッティング調整は無料で行っておりますのでお気軽にお申し付けください。

メガネは定期的なフィッティングが大切
正しい位置でメガネを掛けるのが大切

 

目が悪くなってしまうダメなメガネの使い方④

横になって寝ながら状態でスマホ・読書などの近くを見る

 

メガネは基本的に正面を向いている時に正しい度数となるようになっています。横になって寝ながらの状態で見ると眼の位置とレンズの中心位置がズレた状態で見ることになるので、正しいメガネ度数の効果発揮出来ずに逆に負担となります。


また、寝ながらの姿勢だと普段よりも更に目から近い距離にもなりがちになるので眼の負担も大きくなるので良くありません。やりがちではあると思いますが「寝ながらのスマホや読書」などは眼にとっては一番よくありません。


正しい度数・用途を合わせたメガネを使っているのに視力が変わってしまうケースで多いのが、この「寝ながらスマホや読書」をしている方達です。


せめて半身を起こした状態でなるべく正面で見るようにしてください。

寝ながらのスマホ・読書はダメ
せめて半身は起こして見ましょう

眼が悪くならないためのメガネの使い方の大前提・基本は「自分の眼の特徴と用途に合ったメガネを使用することで近くの眼の負担を減らす」ことです。先ずは、自分の目に合ったしっかりと測定・相談に乗ってくれる眼鏡屋さんに「近くが楽に見えるメガネ」を作ってもらいましょう。


その上で、上記のことを気をつけてもらうと視力低下を起こすリスクはかなり低下していきます。なんとなくやってしまっているという事もあると思いますので、是非、参考にして頂ければと思います。






当店では、最新の測定解析装置を使い、通常の測定では分からない見づらさの原因なども探り、尚且つ、ドイツ式・米国式と両方の「両眼視機能検査」で見る機能を詳細に測定をしていきます。何処に行っても原因が分からない見え方でお困りの方は是非ご相談いただければと思います。またより正確なメガネをお作りしたいとご希望の方もご相談ください。


このような情報が、少しでも皆様のお力添えになれば幸いです。


〜ご来店予約について〜

【電話予約】 営業日の 10:00〜18:00 の時間でお受けしております。 検眼中などは電話に出られないこともございますのでご了承下さいませ。 ご来店希望日の当日または前日にご連絡いただく場合は必ず【電話予約】でお願いいたします。

メガネの尾沢Tel : 0531 - 22 - 0358


「夜間の見え方を完全再現する特別測定」をご希望の方へ

夜間の見づらさに困られていらっしゃる方で、完全暗室でより正確に測定をご希望の方は時間外営業時間の「19:00~21:00」の時間帯での特別測定も承ります。お日にちでご希望に添えないことなどありますので必ず事前の予約をお願い致します。

また時間外測定料金として眼鏡作製時でも¥3300-を別途頂きますのでご理解お願い申し上げます。

 

【メール予約】 メールでのご予約は当ホームページ内にある「お問い合わせ」フォームからお受けしております。必要事項を入力していただいて送信してください。 送っていただいたメールの確認ができましたら返信させていただきます。 眼鏡ご購入のご相談の際に視力検査をご希望される場合は明記していただけると幸いです。


 

 

メガネの尾沢(尾沢視覚研究センター)

 

住所:愛知県田原市田原町新町48-2 

Tel : 0531 - 22 - 0358

 営業時間:9:00~ 19:00

定休日:火曜日/第4日曜日


Comments


bottom of page